特徴1

 

 

特徴1特徴2
トップ ページ 
ハングルのすすめ 
PCでハングル 
文法 
例文 
語彙 
日記 
アルバム 
リンク 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         

ハングルは表音文字    ハングルをパーツに分解  パーツの種類と発音  発音の例外

カルビ、ビビンバ、キムチ・・・日本人にも身近な韓国語はたくさんありますが、ハングルとなると、丸や棒が組み合わさった一種の暗号のような感じで、拒否反応を示す方も多いのではないでしょうか?
私もその一人でした・・・いいえ、今もそうです(。。)\バキッ☆

ところが、ハングルは、文字が音を表すパーツから構成されていることを知って以来、違和感が薄れ、学習意欲が沸いてきたような気がします。しばらくすると、ゆっくり、落ち着いて読めば何とかなってくるようになりました。
そこで、ここではハングル文字のパーツについて、私の知っていることを書いてみたいと思います。
 

ハングルをパーツに分解

マイクロソフトのハングルIME(KoreanInputSystem2002)の言語バー(下の画像:WindowsXpの場合)

の左から3番目にある「」に注目してください。この文字はハングルですが、この文字を2つに分解します。

가 -> ㄱ + ㅏ
(ka ->  k +  a)

と分解できますが、

いうパーツがアルファベットの k の音というパーツがアルファベットの a の音

を表すパーツであるため、これらのパーツが合体した という文字は ka (カ)の音になります。

何が言いたかったかと言うと、という文字は、文字を構成しているパーツが意味する音の組み合わせによってどういう発音になるか決まっているということです。

の他に、p/b (位置によって発音が変化します)、i という音あることを知っていれば、갈비の発音は、

     -> (k+a+l) -> kal (カル), -> (b+i) -> bi (ビ)

と分解することによって、「カルビ」となることが分かりますね。そうです、갈비カルビのことだったんです。
 #これで韓国がまた一歩近づきましたね(。。)\バキッ☆

 

パーツの種類と発音    TOPに戻る   一つ前に戻る   一つ下に進む   一番下にジャンプ                   

 上で出てきたパーツの他に、どのようなパーツがあるのか、実際にリストアップしてみましょう。
一度に覚えるのは大変ですが、慣れると大丈夫(のようですが、まだまだ・・・・)
便宜上、母音と子音に分けて一覧表にしておきます。

 母音

パーツ

発音

a

ja

e

o

jo

e

je/e

je/e

o

jo

wa

we

we

wo

u

ju

we

wi

wi

u

i

カナ

ウェ

ウェ

ウォ

ウェ

ウィ

ウイ

(注)エ、オ、ウェ、ウイなど、同じカナ表記のパーツがありますが、実際の発音は違います
  たとえば、は口を大きく開けて「」、は口を丸めて突き出して「」(後者が日本語のオに近い)
  また、は、「イ」の口で「」と発音、が日本語の「」に近い発音に感じます。

 子音 

パーツ

発音1

k

?k

n

t/d

?t

l

m

p/b

?p

s

?s

-

ch

?ch

Ch

K

T

Pi

h

 発音2

 k

 k

 n

 t

 t

  l

 m

p/b

 p

 t

 t

 ng

 t

 t

 t

 k

 t

 p

 -

 パッチムについて
 韓国語テキストに、予告なく当たり前のように「パッチム」という用語が出てきますが、これは、母音の後に来る子音を差します。カルビ갈비の
の字には、パッチムリウルって発音します)があります。

(注)?kのように?が付いたものは詰まった感じの発音、Chのように大文字から始まるものは息を強く出して発音 
   発音1は、文字の最初の子音の場合の発音発音2はパッチムで連音化しない場合の発音です。
   (パッチムでも、
連音化する場合は発音1になります)
   ㅎはパッチムの場合は無音、最初の子音の場合も実際は無音で聞こえます。
   たとえば
신호は、シノって感じで聞こえます。

いかがでしょう?ここまでくると、前出の갈비だけでなく、비빔밥(pi+bim+bap)や、김치(kim+Chi)といった文字の発音も分かるようになっているはずです。 

表音文字とは言え、いくつかの例外はあります  一つ上に戻る TOPに戻る 

韓国語で「ありがとうございます」といえば、「カムサハムニダ

감사합니다

ですね。ところが上の発音のルールに従って読もうとすると・・・あれ?真ん中の文字が変ですね。
真ん中の文字 は、h+a+pの組み合わせになっていますから「ハプ」と読んでも良さそうですね。
ではなぜ、「ハム」と読むのでしょう?実は、ハングルには、「文字の通りに読まない、例外的な規則」が存します。

ここでは、発音の例外規則について、私が知っている範囲で説明します。

 規則一覧(リンク): (有声音化) (連音化) (口蓋音化) (ㄴ添加) (鼻音化) (流音化


(有声音化)

ㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅈの4つの子音が語中にあると、それぞれ

[kg]
[td]
[pb]
[chdz]

と発音が変わります。日本語の「濁音」に似た変化といった感じでしょうか?
カルビ갈비(p+i)がなぜ「」になるかは、この有声音化の仕組みによって説明できます。
 

連音化/リエゾン)

ハングルは、文字の最後が子音で終わることが多く、これが日本語と違う特徴の一つだと思います。
 #文字の最後の子音を「パッチム」と呼びます
連音化とは、パッチムの後に母音が来ると、「パッチム+母音」で発音される仕組みのことで、2つの文字が連なって発音されます。
例えば、「1万ウオン」の場合、

  万   → [man]
  ウオン→
[won]

ですが、のパッチム[n]との母音部分[wo]が連音化して、「ヌウォ」[nwo]となり、結局「1万ウオン」は連音化によって「マヌォン」と発音されます。

ハングルの難しさ原因の一つに、この連音化があると私は思っています。
なぜなら、数字の発音の際に連音化が頻繁に起こるからです。「これいくらですか?」って質問しても、向こうから返ってくる金額の返事が連音化しまくりで聞き取れないわけですから、困ったものです(。。)\バキッ☆
 #実際は、連音化だけじゃなく、鼻音化も同時に起こることがあって最悪です・・・・
 

(口蓋音化)

これは、上の「連音化」の例外みたいなものです。
 #連音化自体、発音の例外なのに、例外の例外とは・・困ったチャンですね(。。)\バキッ☆
口蓋音化ですが、パッチムㄷ,ㅌの後に母音이が続く場合の発音の変化のことで、普通に連音化して디,티という発音とはならず、

 +→() の発音
 +→() の発音

という特殊な発音変化になります。
「一緒に」という意味の같이という単語がありますが、これがまさに口蓋音化の代表例で、発音は「カッチ」です。
 

(ㄴ添加) は「ニウン」と言いますので、「ニウン添加」と読んでください

パッチムの後に母音[i],[ja],[jo],[jo],[ju]が続くと、母音にが添加され、それぞれ
 니,냐,녀,뇨,뉴
と発音される現象を、ㄴ添加と呼ぶそうです

プサン駅」の場合、
  プサン부산 [pusan]
     → [jok]

なので、駅の[jo]のところでㄴ添加が起こり、「プサンニョク」のように発音されます。

(注)じゃ、「ソウル駅」もソウル서울にパッチムがあるから「ソウルニョク」となるかと言いますと、これじゃ間違いで、「ソウルリョク」と発音されます。(ㄴ添加が起こった後、さらに流音化が起こるからです)
 #いやぁ、ハングルって奥が深いですねぇ・・・
 

(鼻音化)

お待たせしました、最大の難関(当社比)、鼻音化の登場です(。。)\バキッ☆
ハングルで「鼻音」ってのは、ㄴ,ㅁ,ㅇの3つを指しますが、一定のルールのもとで、ある文字がこれら鼻音に変化することを鼻音化と呼んでいます。そのルールとは、

  [k],[t],[p]の子音の後にまたはが続く

場合でして、[k],[t],[p]の発音は、それぞれ次のように変化します。

  [k]→[ng] kは喉の奥の音だから喉の奥の鼻音ㅇになる
  [t]→[n]  tは舌先の音だから舌先の鼻音ㄴになる
  [p]→[m]  pは唇の音だから唇の鼻音ㅁになる

「カムサハムニダ」の のパッチムは、続く文字니の子音部分によって鼻音化が起き、ㅁ[m]の発音となって、[hap]ではなく[ham]と発音されるわけです。

(補足)
また、鼻音化とは呼ばないかもしれませんが、上のルール以外でも、次のような発音変化があります。
それは、ㄹの発音変化なんですが、

  パッチムㅁ,ㅇ,ㅂ,ㄱの後に続くで発音される

というものです。例えば、ソウルの地名종로鐘路)の場合がそうで、「チョンロ」ではなく、「チョンノ」のように発音します。
 

(流音化)  このページの始めにジャンプ

  「(n)は(l)の前後にあるときㄹ(l)で発音される」

という発音のルールを「流音化」とか、「舌側音化」と呼んでいます。
上の「ㄴ添加」のところで出てきた「ソウル駅서울역の場合も、ㄴ添加が起こった後で流音化も起こり、最終的に「ソウルリョク」という発音になるわけです。
「冷麺」は私の好物ですが、これをハングルで書けば 냉면ネンミョン)となります。
ソウルに行って気が付いたのですが、冷麺の種類のうち、代表的なものは次の2つ
  물냉면   (ムルレンミョン)  汁のある冷麺
  비빔냉면  (ピビンネンミョン) 汁のない冷麺
なんですが、この2種類の冷麺のうち、물냉면(上の方)の発音で流音化が起こっているのに気が付きましたか?

 

Copyright(c) 2003 Mansara. All rights reserved.