フランスでのワイン購入
人気生産者、銘醸地のワインを現地価格で買えるのがメリット
しかし、昨今の値上がり方は異常で、財政的な問題もあり
ちょっと引き気味になっています
一方で、パリで食事の際に飲むワイン
産地さえ分からないのにクオリティの高いワインに出会うことが
多いように感じています
当面は、高いワイン買うのは控え、マイナーなアぺラシオンから
勧められたお手頃ワインを集める方向にシフトします
ということで、持ち帰りワインのご紹介
第1弾はブルゴーニュから
<Domaine Saint-Jacques> 各1本
Rully 1er Cru Marissou blanc 2019
Rully 1er Cru Marissou rouge 2019
Rully 2018
<アぺラシオン>
正直「Rully」を知りませんでした
調べてみると、Rullyはムルソー、モンラッシェより少し南
Cote Chalonnaiseコート・シャロネーズ地区にある5つのAOCの1つ
1er Cru MarissouはRully 1er Cruの中では最も北
ムルソーやモンラッシェに近いエリア
<ドメーヌについて>
ドメーヌの由来は世界遺産 Routes of Santiago de Compostela
(フランス語:Chemins de Saint-Jacques-de-Compostelle)
へ続く巡礼の道で、当時の宿場として栄えた場所
ドメーヌ自体は13世紀に建てられ、セラーは中央を柱で支えた丸天井
また18世紀に建てられた醸造所には当時の古い圧搾機がまだ備え付け
由緒ある造り手、サン・ジャック
現オーナーの父親が1955年に手に入れたが、父が引退後
畑は他の生産者に賃貸に出され、彼らの手から離れます
しかし現オーナーのクリストフ・グランムージャンが
1991年にその契約が切れるのを契機にドメーヌを自分のものに
しかし彼はすぐにはワインを造らず、畑を自然な状態に戻すため
9年という歳月をかけ、手をいれて最高の状態に戻すことに専念
2000年がファーストリリース
所有する畑は、樹齢が100年にもなる古木の畑もあり
他の生産者にはまねできない非常に濃厚かつ複雑
また、全ての畑を有機栽培にて栽培
『有機栽培を行い完璧なワインに仕上がった』とクリストフ氏
2004年には正式に有機栽培認定
<ワインについて>
今回の3本の中でRully 1er Cru Marissou blanc 2019に注目
樹齢100年のシャルドネから造られる、年産4000本と希少品
光り輝く黄金色
白い花やグレープフルーツ、レモンなどの柑橘系の香り
クルミやナッツ、バニラの香りが立ち上がり
マンゴーや南国フルーツや桃、アプリコット、多種のフルーツのアロマ
しっかりとしたミネラル感に酸があり
厚みのある果実味と見事にバランスを取っているそう
時間とともに本領を発揮し、濃厚な味わいがいつまでも続く
グランムージャン氏の卓越した才能が発揮された逸品
1erもVillageもお手頃プライスでしたので
どうせなら2本同時に飲み比べ、自分の好みがどちらか
感じてみて、良かった方をリピ買いしたいです
Domaine Saint-Jacques
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