2020年11月アーカイブ
昨日に続き、今日もエノテカさん
気になっていた「トスカーナワイン飲み比べ」
Vigneto La Casuccia Gran Selezione 2013
/ Castello di Ama
Brunello di Montalcino 2013 / Poggio di Sotto
Tignanello 2016 / Antinori
Vigneto La Casuccia Gran Selezione 2013
キャンティ・クラシコの名門が手掛ける単一畑キュヴェ
標高480mに位置する畑カズッチャ
サンジョヴェーゼとメルロをブレンド
優良年に少数だけ生産される希少なワイン
重厚ながらもシルキーな口当たりと
驚くほど柔らかいタンニンが際立ち
並外れた熟成ポテンシャルを備えている、との事
色合いは3種の中で中間
WEBサイト情報、価格が最も高価とあって期待したのですが
最初のひと口は、酸が強く、私にはまったく理解できないワイン・・・
グラスの中で開いてくれるのを待つこと1時間くらいで
徐々にポテンシャルを発揮してくれました
黒果実系、微かな樽香、タンニンは滑らか
なめし皮、タバコのニュアンスも出てきました
<ワインデータ>
Blend:sangiovese 80%, merlot 20%. WA94
価格:28000円(税別)
Brunello di Montalcino 2013
「イタリアワインの女王」
ブルネッロの名手、ポッジョ・ディ・ソット
最高の環境とこだわりの造りが生み出す
甘美な旨みの塊
イタリアの赤ワインNo.1にも選ばれた名品
あの「神の雫」で2005ヴィンテージが
第九の使徒に
3種の中で最も淡い色合い
ラ・カズッチャほどではないにせよ
最初はバランスがイマイチに感じましたが
次第に良くなってきました。
複雑味が感じられるけど、ピュアな味わいのワイン
どことなく、ブルゴーニュっぽさを感じました
神の雫では、このワインのことを
「忘れえぬ勝利の余韻」
「自らに授ける月桂冠」
と表現しているそうですが、私にはそこまでの感動は(;^_^A
良いワインなのは間違いないです...
ただ、この値段出すなら素直にブルゴーニュ飲むかも
<ワインデータ>
サンジョベーゼ・グロッソ100%
WA97
価格23000円(税別)
Tignanello 2016
イタリアワイン界の名門アンティノリ
その名声を世界的に知らしめた
伝説的スーパータスカン、ティニャネロ
イタリアで初めて
サンジョベーゼの熟成に小樽を使用
国際品種のカベルネソービニヨンを
ブレンドしたワイン
3種の中では最も濃い色合い
濃密な黒果実香、凝縮感がたっぷり
口当たりは滑らかで、ひと口めから美味しさ全開
先月、コンラッド大阪で飲んだ時と同じく
鉄板の美味しさでした
しかし、先の2つが本領発揮しだすと
複雑さ、余韻という点で薄っぺらに感じられて・・・
ま、値段が違いますから、仕方ないですよね
<ワインデータ>
Blend: 80% Sangiovese, 13% Cabernet Sauvignon
7% Cabernet Franc, WA97
価格:12000円(税別)
<おまけ>
エノテカで贅沢しちゃったので
晩ご飯はホテルの部屋で節約モード(;^_^A
仕事が終わり、ホテルまで戻る途中
グランフロント大阪のエノテカさんへ
この時期の定番イベント
「シャンパーニュクルーズ」
今週はPol Roger
Cuvée Sir Winston Churchill 2009
昨年の誕生日、横浜で2008年を飲んで以来
最初は酸を強く感じ、あれ?って感じがしましたが
温度が上がるにつれ、果実味が増し
複雑な感じも出てきました
しかし、第一印象が良くなかったのが残念
飲み頃はもう少し先なのかもしれません
Brut Réserve
Churchillとは違い
最初の酸の強さはなかったものの
全体として弱い印象
ただ、スタンダードNVキュヴェとしてみれば
果実味と酸のバランスは悪くなく
徐々にスパイシーさも感じられるように
今後、買って飲むかと言われると・・・微妙です
無事退院、そしてフランスからワインが届いたことを祝し
今日はセロスを開けることに
Champagne Jacques Sellose Rose Brut
Bought: 22 Feb. 2020 at Reims
Degorgement: 16 Dec. 2018
Zaltoグラスで
色合いにうっとり
フルーツ、パスタ、肉...いろんな食べ物とのペアリングを楽しみましたが
いちばん良かったのはラ・フランス
果物の甘さが引き立つ
そんな感じがしました
シャインマスカットとのペアリング
もちろんGoodでしたが
今日はラ・フランスに軍配
<ペアリング>
ラ・フランス
Claude Blanchet
シャインマスカット Shine Muscat
チーズのオリーブ漬け
シュリンプとトマトのオリーブ漬け
ペンネ トリュフ風味
ラザニア
合鴨スモーク
焼き鳥
月見つくね
ロースとんかつ
今朝、フランスからワインが届きました
さっそく開梱作業
お宝発掘作業のよう
子供のようにはしゃいでしまいました(;^_^A
今回は、ブルゴーニュから12本
赤はこの6本となります
Vosne Romanee 1er Cru Les Chaums
Domaine Meo-Camuzet
アンリ・ジャイエの精神を継ぐ
ヴーヌ・ロマネの名門、メオカミュゼ
ヴォーヌ・ロマネのフィネスと
エレガンスが見事に表現された
一級畑「レ・ショーム」
複雑でありながら、繊細で上品な味わいが魅力との事
裏ラベル
畑の地図が描かれています
一級畑レ・ショーム
一部が特級畑ラ・ターシュに面した
ヴォーヌ・ロマネ最南端に位置する畑
メオカミュゼは、こちらの畑を1.2ha所有
ブドウは1950年代後半と1970年代に植樹(古樹ですね)
WA90-92、WS97(drink 2023-40)
WAスコアは低めですが、楽しみな1本です
The 2016 Vosne-Romanee 1er Cru Les Chaumes was completely destemmed has a tightly wound bouquet, bright red cherry and crushed strawberry fruit, hints of rose petal and bay leaf.
With aeration there is just a suggestion of obduracy, remaining linear and more reticent than its siblings.
The palate is well balanced with fine tannin.
It is not a deep or voluminous Vosne-Romanee, but it is fine-boned with a tightly wound finish that pulls up a little earlier than the other premier crus.
Nevertheless, I would still give this 3 to 4 years in bottle to see its potential.
2017年の記事だから、そろそろ飲み頃に入っているかもしれません
Geverey-Chambertin 1er Cru
Le Poissenot 2016
Geantet Pansiot
JR17、Drink2021-33
かのパーカー氏をはじめ
多くの評論家、評価誌から高評価を獲得
「見つけたらすぐに買うべき造り手」
と評されるスター生産者、ジャンテ・パンショ
ル・ポワスノは
「リッチで高級、優雅と芳香」と評されている一級畑
明るいルビー色の色調
グラスに注ぐとラズベリーなどの赤系果実のフレッシュなアロマに
スパイスやミネラルのニュアンスを纏った上品な香りが広がります
滑らかながらしっかりとしたタンニンが魅力
口に含むと果実の旨味がストレートに伝わってきます
ピュアな果実味や、塩味を感じるようなミネラル、スパイス、土などの複雑な
ニュアンスも感じることができ、芳醇な味わいがお楽しみいただけます
素晴らしいテロワールと丁寧なブドウ造りにより
熟成のポテンシャルを大いに秘めた1本
良年の2015年のワインがしっかりとした果実味と豊かな糖分を備えたスタイル
であるのに対して、2016年のワインは上質な酸を伴うフィネスに富んだ
まさに真のブルゴーニュ愛好家に飲んでいただきたい味わいに仕上がっているのだそう
こちらも楽しみ
Geverey-Chambertin
mes Cinq Terroirs 2015
Domaine Denis Mortet
WS93、Drink2019-30
1級並みの高い品質を誇る村名キュヴェ
平均樹齢70年の古樹に実る小粒で濃縮したブドウが
ワインにジュヴレ・シャンベルタンらしい豊かな果実味やフィネスを与え
なめらかで優雅な飲み心地、あふれるフレーバーとエレガントな味わいだそう
アン・マトロ0.35ha、オー・ヴェレ1.3ha、それに他の村名畑0.85haをアッサンブラージュ
アン・マトロのストラクチャーとオー・ヴェレのしなやかさが一体となった
バ ランスのよい村名ジュヴレ・シャンベルタン
豊かな果実味と同時に堅牢さも感じられ、アフターにはスパイシーな余韻が続く・・・
飲む前から期待が高まってます
<ロマネ・コンティ、ルロワに並ぶ三ツ星生産者の常連>
メーヌ・ドニ・モルテの起源は、シャルル・モルテ氏が手に入れた
1haの土地でワイン造りを始めた1956年まで遡ります
1993年、当時の当主であったドニ・モルテ氏が
父、シャルル・モルテ氏から畑を受け継ぎドメーヌが誕生
彼は父の元で17歳から手ほどきを受け
あのブルゴーニュの神様、アンリ・ジャイエからワイン造りを教わったことでも有名です
しかし2006年、ドニ・モルテ氏は、突然自らの命を断ってしまいます
天才と言われた彼のショッキングな死は、ブルゴーニュのワイン関係者や
愛好家に大きな衝撃を与えました
そんな中、ドメーヌを引き継いだのは、当時はまだ20代後半だった息子のアルノー氏
彼は1997年からドメーヌを手伝い始め、その後もメオ=カミュゼやルフレーヴ
さらにオーストラリアなどで研修を積んでおり、父に勝るとも劣らぬ実力です
現在は母ローランス女史、祖父シャルル氏と共に、丁寧な畑仕事と
自然なワイン造りに取り組んでいます
「テロワールを表現するのはブドウが全て」という信念の下
化学肥料などは用いず、一貫して有機栽培でブドウを育てています
ヘクタール当たり1万本という高い植樹率
村名でも20年?50年、一部は80年を超える高い樹齢
ワインに苦味、青臭さが付くことを避けるための100%除梗を行うなど
独自のこだわりを持ったワイン造りを行っています
「あまり強すぎるワインよりも、ブドウのポテンシャルを最大限に引き出しつつも
エレガントでテロワールに忠実なワインを造りたい」
と、アルノー氏が言うように、ブドウの良さがきちんと表現された
繊細かつ優雅で凝縮感に溢れたワインが造られます
父ドニ氏の時代に比べると、滑らかさとエレガンスが増しており
ジュヴレ・シャンベルタンとは思えないほどの繊細な雰囲気が特徴です
・・・良年2015、滑らかさでエレガントなジュヴシャン
楽しみ
赤の残りは
Perrot-Minotから
銘醸地の村名を1本ずつ3本
モレ・サン・ドニに本拠を構えて4代続く家族経営の生産者
1973年にアンリ ペロ・ミノによって設立
1993年に現当主のクリストフが継承して以来
気鋭の生産者として評価を高めています
Geverey-Chambertin Justice de Seuvrees 2017
WS93、Drink2022-30
ジュヴレ・シャンベルタン村の最も南
マゾワイエール・シャンベルタンと
道を挟んで隣接した「レ スヴレ」の畑と
ブロション村よりの「ジュスティス」の畑から造られます
カシスやブラックチェリーの果実味や
ハーブを思わせるピュアな香りを感じ、親しみやすく爽やか
果実味となめらかな酸味が
単なる村名ワインとは思えない
しっかりした風味を醸し出しています
年産6256本と、希少なワイン!
Vosne-Romanee Vieilles Vignes 2016
わずかに生産される希少な村名
オー・ゾルムとレ・シャランダン
(国道74号に隣接した村名の畑)の2区画
から造られています
毎年1,700~1,800本程度と希少な生産量
赤や黒の果実、スミレ、チョコレートに加えて
スパイスやミントのニュアンスも混じる
複雑な香りが広がります
シルキーな口当たりで旨みが感じられ
長い余韻を楽しめるそう
Chambolle-Musigny Vieilles Vignes 2016
BH93 Drink2020-30
シャンボールの村名は
樹齢70年の区画から造られます
レ・ブシエールとレ・ドラゼの区画の樹齢100年を超えるブドウを使用し
2013年ヴィンテージから1級畑のラ・コンブ・ドルヴォーのブドウもブレンド
されるようになり、品質がさらに向上
シャンボールらしい魅惑的な果実味と
やわらかなタンニンがきめ細かく凝縮された
ふくよかで心地よい風味は出色です
樹齢が高いため、香りや味わいに濃密さが感じられ
特に味わいの濃密さや絶妙なテクスチャーは
村名ワインとは思えないほどのレベル
贅沢な造りによる素晴らしい味わい
白6本は、同一生産者
ルフレーヴと並ぶ
ピュリニー・モンラッシェの最高峰ドメーヌ
エティエンヌ・ソゼから
一級畑2本、村名3本、レジオナル1本
Puligny-Montrachet 1er Cru Les Combettes 2018
NM95、Drink2023-48
ソゼの看板1級畑から造られる格調高きシャルドネ
洋梨、白スグリ、バタートーストやアーモンドの香り
しなやかで芳醇な酒質が特徴的
ポテンシャルが開花した状態の味わいはこの上なく素晴らしく
飲み進めるほどに大きな広がりをみせるソゼ渾身のキュヴェ
飲み頃を迎えるには時間がかかるそう・・しばらくはセラーに入れときます
Puligny-Montrachet 2018
JR17、Drink2022-32
村名ですがWA90と高評価(飲み頃~2033年)
グラスに注ぐと、青りんごや洋ナシ、黄プラムの鮮明なアロマに
白い花やオレンジの皮を思わせる華やかな香りが立ち上ります
口当たりはしなやかなミディアムからフルボディ
爽やかな果実味と生き生きとした酸味が感じられ
やや硬質なミネラル感がキレのある余韻を演出します
樽の風味がワインに骨格を持たせており
若いうちからでも存分に楽しめるとの事
Bourgogne Hautes-Cotes de Beaune 2018
Jardin du Calvaire
ソゼが手掛けるワンランク上のACブルゴーニュ!
白い花や蜂蜜、甘いスパイスのアロマが漂います
酸は豊かで、程よいストラクチャーとミネラルがきれいに調和
若いうちはみずみずしく、熟成するにつれ徐々に丸みを帯び
凝縮感のある味わいへと変化していくそう
送料考えると倍近くなってしまい
割高な買い物となりましたが、楽しみです
仕事を終え、グランフロント大阪のエノテカさんへ
Lucien Le MoineのGrand Cru赤2017年
5種類が選べるテイスティングイベント中
店員さんと相談の結果
3種60mlずついただくことに
Lucien Le Moine Grand Cru 2017 Horizontal Tasting
Chambertin-Clos de Bèze
Bonnes-Mares
Échezeaux
それぞれ
グラスに注いでもらったところで記念撮影
Chambertin-Clos de Bèze ⇒豪華絢爛、今回の中ではベスト
Bonnes-Mares ⇒エレガント&フルーティ
Échezeaux ⇒パワフル&スパイシー
ボトル1本で諭吉数枚軽く必要
ワインも凝縮感、力強さ、華やかさといった要素が高次元でまとまっていて
バカ舌が偉そう言えるほどコメントは残せませんが、貴重な体験でした
<おまけ>
ホント、良い色してますね
グランフロント大阪のエノテカさんで
ブルゴーニュワイン4種テイスティング
ラベル接写した画像をまとめてみました
以下、バカ舌コメント
Meursault-Charmes 1er Cru 2017 / Thierry et Pascale Matrot
マトロ:リッチで華やか、ムルソーのお手本みたいな1本
Geverey-Chambertin Cuvée Vieilles Vignes 2017 / Domaine Philippe Charlopin
シャルロパン:今日イチ!
凝縮感たっぷり、スパイシーさもあって素晴らしい
Aloxe-Corton 1er Cru Les Founieres 2016 / Domaine Tollot-Beaut
トロ・ボー:今回の中で1番フローラル
Veugeot 1er Cru Les Cras 2016 / Patrice Rion
パトリス・リオン:かすかに紅茶の香り