ミラノ警察

ただ今、こちらの時間で10月7日（日）深夜0時45分
ミラノ警察にいます。場所はココです

この2時間ちょっとの間
スゴいこと（当社比）が起こりました

中央駅を見たところでお腹が空いてきたので
何か食べようと駅の西側のエリアへ

トラム駅があり
その先に進んでレストランを探そうとしたところで
背後から忍び寄ってきたアラブ系の男に
iPhoneをひったくられてしまったのです・・・・

すぐに追いかけましたが、犯人の方が若く走るのが早かったので一瞬見失いかけました
それでも諦めずに後を追ったら、上の写真（トラム駅）付近で
ノンビリと歩いているアラブ系の男を発見
後ろから声をかけ顔をみたら・・犯人でした

彼の手には私のiPhoneが・・・取り戻そうとしたら
犯人は私のiPhoneを投げ、別の男にわたってしまいました
仲間がいたようで、走って追いかけたためか、ここで足がもつれ
転んでしまい、膝を強打・・・それ以上追いかけられませんでした

アフリカ系の男が「犯人を知っている、金をくれたら取り戻してあげる」
といった感じで近づいてきましたが、地元っぽい（イタリア人）男から
「そういう誘いには乗らず、警察に行け」とアドバイス

駅のホームで見つけた警察は駅構内専門だと言って助けてもらえず
構内を歩いていた人に警察署の場所を教えてもらい、そちらへ
行ってみると夜のためはインターホン押しても無反応・・・
どうしようもなく、ふたたびトラム駅に戻ってきたら
再びアフリカ系の男から声をしつこく声がかかってきました

iPhone引ったくりは今年2月のパリに続き2回目
しかも今回は外地で手に入れたSIMフリーをやられました

警官が見つからず気弱になってしまい、多少のお金なら仕方ないかと思い
アフリカ系の誘いに乗ろうとしたら、暗い所に私一人を誘い込もうと・・・
どうやら金目当てだったようで、この時は正直、身の危険を感じました

そこに、近くのバーの用心棒みたいな男２人が来てくれ
それに気づいたアフリカ系は一目散にどこかに行ってしまいました

用心棒に事情を話すと
そのうちパトカーが通るから、一緒にいて待つように言われ、待つことに

22:40くらいにパトカーが近づいてきて、用心棒が警官に事情を説明
すると警官が私に、appleIDを尋ねてきました
彼はiPhoneを持っていて、アプリ「iPhoneを探す」を起動
私のIDを入力すると、ひったくられたiPhoneが表示されたので
警官は私を後部座席に案内、一緒に犯人を捜すことになりました

パトカーに乗って5分くらい
警官は犯人らしきグループを発見
私にクルマに残るよう言って犯人逮捕！

左は、待っている時
パトカーの中で撮影したもの
パトカーの運転席を撮影なんて
ある意味貴重な写真かもしれません

犯人は3人組だったようです
尋問中に警官の1人が来て、iPhoneが見つかったことを知らせにきてくれました
調書作成のため、私も警察署に行くことに

パスポートを持ってなかったので、パトカーでホテルまで連れて行ってもらい
パスポートをもって警察署に・・・
警察署に着いたときは日付が変わっていたと思います

まずは犯人3人組が並んで立っているところをパトカーに乗って徐行
誰が実行犯で、その後見た仲間は誰かを確かめることに

実行犯を特定した後、建物の中で待つことになりました
1時間くらい待って深夜1時くらい
英語が使える女性警官の手が空いたということで、調書作成作業が始まりました

調書はイタリア語で作成され、それを女性警官が英語に翻訳して私に説明
正しいかどうかの確認を求められましたが、iPhoneは戻ってきたのだからと
適当に答えてOKを出し調書にサインをしたところでホテルに返してもらうことに

 パトカーで送ってもらい
ホテルには1:45に着きました

＜後日談＞

これが調書

イタリア語なので、意味は分かりませんが
おそらく事故発生直後の様子が書かれていると思われます

戻ってきたiPhoneを帰国後調べたら
こんな画像が残っていました。